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技能実習や特定技能の運用においては、行政に監査権限が与えられています。

これら監査で指摘されるケースで多いのが、健康診断の未受診です。

技能実習では監理団体が指導していますが、零細企業では日本人も含め、健康診断が未実施というケースも多いです。

ちなみに労働安全衛生法で義務付けられている、主な健康診断としては

・雇い入れ時の健康診断【雇い入れ時】

・定期健康診断【１年ごとに１回】

・特定業務従事者健康診断【配置替え時、６か月以内に１回】

労働者が深夜業に従事すれば特定業務従事者となるため、６か月ごとに健康診断となることに注意が必要です。

日本人を含め、健康診断を受けていなければ、労働安全衛生法違反となり是正勧告が出されます。

労働基準監督署の指摘にもかかわらず改善が見られない場合、監督署より書類送検されるため健康診断一つでも、しっかり対応することが大切です。

もちろん書類送検の結果、有罪となれば技能実習と特定技能の受け入れは取消となり、全員解雇しなければなりません。