社会保険の滞納について

特定技能が進まない訳に関連する話ですが、20歳以上の専門学校生が日本国内で特定技能の試験に合格し申請したとしても、国民健康保険や国民年金の滞納をしていることで不許可となる可能性が囁かれています。

実際に永住許可申請などは保険料滞納により不許可となっており、入管も社会保険滞納は審査に不利となることは公にしていますので、特定技能の審査でも同様と思っていいでしょう。

 

技能実習から特定技能に移行する場合には、企業は社会保険制度に加入していますので、未納や滞納が問題となるケースは少ないでしょう。

しかし、専門学校生は資格外活動として最大週28時間の労働となり、就労先での社会保険の加入資格は有しないことから、自分で国民健康保険や国民年金を掛ける必要があります。

 

ところが本国の仕送りなどを優先し、保険料を滞納しているケースも少なくないと聞きます。この場合は前述のとおり在留許可の審査に不利益な影響を及ぼしますが、もう一つ国民年金は就職して間もなく病気やケガで障害を負った場合に障害年金の受給要件である保険料納付期間に未納があると、もらえる筈の障害年金がもらえないケースも生じます。

 

これは障害を負った「初診日」において、全期間の2/3以上の保険料納付か過去1年以内で保険料の納付がなければ、年金受給権を有しない規定があるからです。

国民健康保険は免除制度はありませんが、国民年金は学生納付特例など免除や猶予制度があるため、上手に利用して学生時代は社会保険料を滞納しないよう注意が必要です。

 

 

 

 

2019年12月09日